表面処理のいろいろ
耐久性という基本をふまえた表面処理への探求。
■ 溶融亜鉛メッキ
鋼材を亜鉛溶解(浴温)480℃に侵漬して、鉄+亜鉛の合金皮膜を施したもの。当社では、JIS HDZ 40、45にしたがって付着量を施している。
※40:3m/m以下のものに対して表面積u400g以上の亜鉛の重量(付着量)を表す数値を示す。
45:3m/m以上のものに対して表面積u450g以上の亜鉛の重量(付着量)を表す数値を示す。
● 一般に知られている電気メッキよりも皮膜が丈夫であることから建築材関係で古くから愛用されている。
■ EPカラー(エポキシ系紛体塗装)
静電気により、カラー微粒子を吹き付けて密着させ、190℃〜200℃の高温により微粒子を融着させて皮膜を施したもの。
静電塗装は複雑なものや広い面積に一様に塗料を塗る方法としては、ベターであり、効率性・経済性に優れているものである。
■ セラミックコート
第一層に金属亜鉛層・第二層に高耐食性化学皮膜層・第三層にセラミック材を使用した表面焼成層からなる防錆皮膜のことで、表面層と化学皮膜層を架橋効果で強固に結合させているのが特徴である。
● 耐塩水・耐薬品・耐候性・耐腐食性に非常に優れており、異種金属接触腐食や傷つきなどの耐食性にもよい。
■ ZAM(高耐食溶融メッキ鋼板)
亜鉛・アルミニウム6%・マグネシウム3%のメッキ層を持つ新しい溶融亜鉛めっき鋼板です。「ZAM」は、Zinc(亜鉛)・Aluminum(アルミニウム)・Magnesium(マグネシウム)の頭文字を取って命名されました。
この ZAM を使用し、当社EPカラーで塗装したのが ZAMカラー®です。 ZAMカラー®は塗装表面がスッキリとなり、前爪塗装等の剥離問題が改善されます。
● オーティス商品のZAMカラーは登録商標です。